並ウズラ シナモンウズラ、不完全アルビノウズラ

05 シナモンウズラ、不完全アルビノウズラ
( Cinnamon Quail、 Impererfect Albino Quail )

『これらのウズラは、性(Z)染色体の野生型対立遺伝子(AL*N)に対して劣性の対立遺伝子(AL*CおよびAL*A)によって、それぞれ発現する。
対立遺伝子の優劣関係は、AL:*N>AL*C>AL*Aの順である。
野生型ウズラの遺伝子型は、雄がAL*N/AL*N、AL*N/AL*C、AL*N/AL*Aのいずれか、雌はAL*N/Wである。
シナモンウズラは黄褐色を呈し、眼は暗赤色を示す。
遺伝子型は、雄がAL*C/AL*CかAL*C/AL*Aのいずれか、雌はAL*C/Wである。
不完全アルビノウズラは灰白色を呈し、眼は赤色を示す。遺伝子型は、雄がAL*A/AL*A,雌はAL:*A/Wである。シナモンウズラの成鳥の外観による雌雄の区別は胸部の羽毛とクロアカ腺の有無で可能であるが、不完全アルビノウズラの成鳥の外観による雌雄の区別は、クロアカ腺の有無のみで可能』。

『 』内の文章は、『世界家畜品種事典』(東洋書林、2006年)から、引用。


シナモンウズラは 羽色が(濃、中間、薄)の3種類あり、薄の個体は赤目が多い。