生まれてすぐにオスかメスか わかるウズラ

並ノーマルウズラ(野生型)


並ブラウンウズラ


ウズラ日本一の愛知県ではウズラの研究をしています。

愛知県農業総合試験場で 羽の色で雌雄がわかるウズラ系統の造成
羽の色を決定する遺伝子を利用した、高品質で産卵性に優れた
卵用ウズラの雄雌系統の造成を行っています。
雄系のブラウンウズラと雌系の野生色ウズラを交配して得られたひなは、
羽の色で簡単に雄か雌か見分ける(雄:野生色、雌:ブラウン)ことができ、
この交配を用いた卵用ウズラの普及を目指しています。
(愛知県のホームページより)


08 ブラウンウズラ、ルーウズラ
( Brown Quail、Roux Quail )

『これらのウズラは、性(Z)染色体の野生型対立遺伝子(BR*N)に対して
劣性の対立遺伝子(BR*BおよびBR*R)によって、それぞれ発現する。
対立遺伝子の優劣関係は、BR*N>BR*B>BR*Rの順である。
野生型ウズラの遺伝子型は、雄がBR*N/BR*N、BR*N/BR*B、
BR*N/BR*Rのいずれか、雌はBR*N/Wである。
ブラウンウズラは濃茶色を呈する。遺伝子型は、雄がBR*B/BR*Bか
BR*B/BR*Rのいずれか、雌はBR*B/W。
ルーウズラは薄茶色を呈する。
遺伝子型は、雄がBR*R/BR*R、雌はBR*R/Wである。』
『 』内の文章は、『世界家畜品種事典』(東洋書林、2006年)から、引用。


01 野生型ウズラ
( Wild-type Quail )

野生型ウズラは 一般的に並ウズラとも呼ばれおります。
『外観は、雄は胸部が全体に赤茶色を呈し、総排泄膣の背部に
雄特有の器官であるクロアカ腺があります。
雌の胸部は全体に薄茶色で、雌特有の小さな黒斑が多数混じる.』

『 』内の文章は、『世界家畜品種事典』(東洋書林、2006年)から、引用。



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野生型はノーマルは同じです。
血液の遺伝の法則に当てはめてみて下さい。

パターン1
【父】ブラウン(BR*B/BR*B)X【母】ノーマル(BR*N/W)
    の子供は            
【雄はすべて】ノーマル(BR*N/BR*B)
【雌はすべて】ブラウン(BR*B/W)で生まれます。

パターン2 
【父】ブラウン(BR*B/BR*R)X【母】ノーマル(BR*N/W)
    の子供は     
【雄は】ノーマル(BR*N/BR*B)【雌は】ブラウン(BR*B/W)
  のパターンと      
【雄は】ノーマル(BR*N/BR*R)【雌は】ルー(BR*R/W)

なので
【雄は】はすべてノーマルで、【雌は】は「ブラウン」と「ルー」が生まれる。

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ブラウンのオスとノーマルのメスを交配すると
オスはすべてノーマル
メスはブラウンもしくはルーが生まれます。

雛の時は ノーマルとブラウンウズラ、ルーウズラは判別できるので 
鑑別は容易と言う意味です。